クロスビーとスティルスとナッシュとヤングとオレ。CSN&YO!
こんにちは、100000t店員、とか言いながらGRAHAM NASHのソロばかり聴いてる方、です。
連休中日は大人の日だぜ~。
アリモトくんの旅は続いていました。
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山谷の純喫茶エールにて、昨日を想起す。
池袋の小屋にて観劇。
特別な踊り子さんの特別な演目、「梅と鶯」との再会。
梅の木をモチーフにした絢爛な着物での優美な日舞から、鶯を模した衣装での軽やかな舞につなぐ。
柔和な身体動作、情感のある表情が心のデリケートな部分に触れる。まるで音楽のフレーズのよう。
身体動作でも、このような感情が去来する。ストリップにより開拓された僕の感覚の新たな地平。
ストリップは脱衣舞。でも脱ぐ前から勝負は決まっている。
自分にとっての名作は最初の段階から、世界に引き込まれる。音楽と同じなんだ。
AメロBメロときてサビへ。ベットショー。薄い衣装を一枚まとい、
盆やデベソと呼ばれるステージから突き出した領域に寝そべり艶かしく身体をくねらせる。
そして、クライマックスは、盆における自慰行為。
感情がこぼれおちてくるような名演技。表情、喘ぎ声、音楽と照明が一体となり、
美しいひとつの作品と化す。
以前、かぶりつきで観た時は、その世界が被さってきて、圧倒され、魅入られた。
何かがこみ上げてきて泣きそうになった。
もはや肉欲など微塵も感じなくて。
情があるエロスは感動するのだ。これもストリップに気づかされた。
生きる行為の最たるものだからかな。
かつてスターと呼ばれた踊り子さんは、オナニーベットに秀でていたらしい。
オナニーベットはストリップの真髄なのかもしれない。
また、かぶりつきで、かぶりついて、その世界をかぶりたい。でも、かぶりつきは本当に危険。
でも、かぶりつきでないと、もう満足できない。
これで、計6回観たことになる。名作は何度みてもよいものだ。
でも、六感で感じる(嗅覚、味覚、触覚までも!)ストリップは現代の技術では記録できない。
1回のライブで1曲しかやらない。新作も作る。東京の方。多分もう一生観れないだろう。
あんなに観たのに、脳内に残るのはイメージの断片のみ。儚い夢のよう。
音楽だったら何度も聞いて、自分の頭にその世界を構築して脳内で再生できるようにまでなる。
それができないのが哀しい。
旅は終焉に向う。徐々に寂しさがまとわりついてくる。
怒涛の3連ストリップ。ファイナルは渋谷の道頓堀劇場へ。
![IMG_9447_convert_20110506135614[1]](http://blog-imgs-33.fc2.com/1/0/0/100000t/2011050614163143c.jpg)
池袋の小屋を発ち、西荻窪へ。カルロス氏による酒場案内アゲイン。
ありがたい。憧れつづけた中央線沿線。
続々登場する素敵な酒場と魅力的な人物。杯を重ねることに、脳の記録機能が停止していく。
ほとんど何も覚えていない迷惑行為がなかったか不安を覚える。
でも、勝手ながら、楽しい夢のような空気感は残ってる。
いたるところで、ストリップの広報活動をしてたような。
隣の英国人に英国ブリストルのRachael Daddさんの音楽の素晴らしさを、酔壊れ英会話で力説したような。
以前ストリップ映画特集を企画した映画館で、頼みこんでそのチラシをいただいた。
これは覚えてる。素敵なスタッフの方、ありがとう。
いずれも、頭で考えてやったことじゃない。
それだけに自分で自分の頭を疑う。
ヒト心、一皮むけば 奥深し。
帰りの電車で脳の機能が復旧し始める。
前にいる兄ちゃん二人と話す。酔人の直感、こいつら話せると。
なんとか宿のある駅にたどり着く。真っ直ぐ歩けない。こすりこすり歩く。
しばらく彷徨いたい気分、飲みの上塗りしたい気分。ドヤ街の深部まで酒を求め歩く。
でも、店は全閉まり。
ここで、初の職務質問にあう。客観視して、まあ当然か。
酔いとは恐ろしく、お上に緩くだけど絡む。
何でも調べてください。どうぞどうぞ。
免許証見せただけで、僕の何がわかるんですか?
職務質問は誰も幸せにしないのではないかと思った。コンセプトに賛同できない。
でも末端の組織員に言っても仕方ない。
自分の意識だけじゃないから。組織の意思。複雑で見えない意思。会社でもそうやし。
宿に戻る途中で酒場の自販機で酒をあおる。
するとドヤ街の軽々しく触れてはならない光景が真横に現れた。山谷のブルース。
ブルースには詳しくないが、おそらくこれが真のブルースなのだろう。
惹かれるけど話しかける資格は僕にはない。できるのはただ空気を感じることだけだ。
宿に戻り、数秒でダウン。オーバーオールでご就寝。
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- 2011/05/06(金) 14:18:21|
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